糸を撚り合わせるツイスターヘッド

タッセル作りでは欠かすことのできない「糸撚り」。本格的なタッセルを作るためには「コーディング」という糸をコードにする技術をマスターしなければなりません。タッセルづくりをはじめる時にツイストコーダーを手作りしました。今もなお、使い続けているオリジナルのツイストコーダーは手作りながらとっても頑丈です。自らタッセル作りを行うために製作した作品の一つでもあります。

タッセルづくりに大切な糸を撚り合わせる道具

手作りしたのは糸を引っ掛けるヘッド部分になる「ツイスターヘッド」です。コードに撚り合わせる場合にはツイスターヘッドだけでは糸を撚り合わせることはできないので、市販品のチャック式ドリルに装着して使用するようにしました。ドリル本来の使用用途とは異なるので使用には十分注意しなければなりませんが、ハンドルを回してヘッドを回転させることで糸を撚り合わせる単純な使い方です。中央にある大きさフックで撚り合わせる糸の「下撚り」をかけ、次に小さなフック（最大六子）に下撚りした糸を二子または三子に分けて引っ掛け上撚りで合わせていくのです。ハンドルは下撚・上撚に合わせて回転を逆にして用いることができます。