内装の仕切り-はめ合い公差

箱の内装を区切るときに二枚の面板が互いに交わるようスリットを入れて、スリットとスリットがはまりあう関係を作ります。この関係を「はめ合い」(嵌め合い)といい、互いの面板に刻むスリットの寸法取りを「はめ合い公差」と呼びます。内装を仕切る「はめ合い公差」について述べてみたいと思います。

内装の仕切り方「組手」の技術

箱の内装の配置を考える場合は、仕切りを用いてスペースを区切ります。仕切りは、単に分割するだけの面板を内装に入れる場合と、仕切りどうしを接合して区切る場合とがあります。一枚の面板で区切れば二分割できますが、それ以上分割する場合には、この仕切りの用い方を組み合わせなければなりません。このとき、仕切り板を交差させたり、突き合わせて仕切る方法を「組手」(くみて)といいます。

組手に重要な「はめ合い公差」とは

公差とは互いのスリットの巾寸法が合致するよう、スリットの巾や長さ(深さ)を互いに組みあわせる巾や厚みから試算し、寸法の許容差を設定する基準をつくることです。
カルトナージュでは布地化粧が施されるため、スリットの巾寸法に公差が必要になるわけです。仕切りパーツとして組み付ける場合は、仕切り板の寸法そのものから設計をしておかなければなりません。このように内装設計において、はめ合い公差は仕切り方を示すものではありませんが、組手(くみて)の手法において習得しておくべき重要な事柄なのです。