タッセルの紐通し-コードスレダー

これまでの制作ではタッセルに代用できるスレダーではなかったので、独自に作ったタッセルのオリジナルツールです。せっかくなのでグルーニードルとセットにして、トリプルツイストのコードで螺旋状に胴巻き装飾を入れてみました。

タッセルコードスレダー

コードスレダー【Cord Threader】
タッセルづくりで撚り合わせた紐を引き通す場合に必要な道具です。裁縫の針通しではなく、切れにくいやや太めのワイヤーで紐を引き抜けることが肝心です。糸と糸の間をすくう綴じ針を使う場合は抜き通すときに用いますが、スレダーは紐を引き通して出すときに用いるのです。スカートやネックの糸を束にした部分から掛け紐を引き抜く場合や、フィニアルや巻き珠、スタッカー等への紐通しにも役立ちます。

グルーニードル【Glue Needle】
小型の持ち手に縫い針よりも太い手芸針がついたようなもので、手芸用途の目打ちとは違いますが、プラスチックや金属などの表面をスジ彫りするケガキ針に近いものです。主に下結びした糸の結び目や巻き珠の紐を接着する際に接着剤を塗布するのに便利な道具です。糸目を解いたり糸をほつれ(フレイド:frayed)させるときなど、糸を扱う際の細かな作業場面でも役立ちます。

Cord Threader & Glue Needle

タッセルづくりでは、ツイストコーダー(撚り合わせ器)やスプール(糸の巻き取り器)といった糸を取り扱う定番道具の他に、紐を通すコードスレダーや糸や紐の結び目を固定するグルーニードルなどを作業の必要に応じて使います。