タッセルで使うダブルオーバーハンドノット

ダブルオーバーハンドノット/二重結び [ Double overhand knot ] は、オーバーハンドノット(一重結び)を二回繰り返して二重に巻く結び方です。タッセルづくりで重宝する結び方・用い方をご紹介します。

一重で結ぶオーバーハンドノットに対して二重で結ぶため、引き締めて固定できることから「結束」の下巻きに多用します。紐の端止めの結節には、オーバーハンドノットかエイトノットで十分なので、ダブルオーバーハンドノットを用いることはありませんが、二重になる結び目を一本の吊り紐の結節に用いたりします。

結束・結節に汎用な結び方

ダブルオーバーハンドノットは、二重に巻いた結び目が円筒形になることから「コイルノット」とも呼ばれたりしています。二重に巻いて大きな結節をつくることができるため、サスペンドヘッド型タッセル留め着ける結節や、タッセルフォームの中通し止めの芯として用いたりできます。

掛け紐にしたダブルオーバーハンドループノットのポイント

掛け紐にはダブルオーバーハンドノットよりも美しい結び方があるので、あくまでも簡易な用い方に限られるでしょう。結び方のポイントは、2本のコードを揃えて結び目をつくっていくことと、4重(2本のコードで結ぶため)の結び目をきれいに固めて整えることが大切です。タッセルづくりの実際では、掛け輪にした紐と結びに使う紐が若干揃わないため、吊るした房の姿勢が少し傾くのが欠点です。とはいえ簡単に結んで汎用できる結束の基本ですから、サージョンズノットやオーバーハンドノットと合わせて使い分けていくタッセル結びです。

ダブルオーバーハンドノット

Double overhand knot

ダブルオーバーハンドループノット

Double overhand loop knot