巻き紐を巻くスネイリング

撚り合わせた紐を用いて木球に巻いていきます。本章の作り方は、最初に「掛け紐」を結んでから木球を巻いていく手順になっています。作業は連続して行うため、必要な材料「巻き紐と木球」を元に、作業に必要な道具を用意しておきます。

・グルーガン(ホットメルト):木珠の中通し穴を埋めるために使用します。
・ニードル&ボンド(シリル化ウレタン樹脂接着剤):木球に巻き紐を接着していく際に使用します。
・スプーンベラ&ピンセット:巻き紐を整えたり、巻き終わりの紐を始末するために使用します。

1.掛け紐を結ぶ

掛け紐は7cmでループした輪を結びますが、結び目を木球の中通しの中で固定するため、巻き紐の端から8cmあたりで結び目(ひと結び)をつくるのがポイントです。巻き紐の先端から折り返して掛け輪をつくり、8cmの長さに揃えて「ひと結び」で締めます。結び目から3mm程度残して掛け紐先端の余り紐をカットします。(間違って元紐をカットしないよう注意しましょう)

掛け紐から連続する巻き紐

2.掛け紐を木球に固定する

作業を始める前にグルーガンに熱を入れてスタンバイしておきます。まず、掛け紐を木球に通して結び目を木球のほぼ中央あたりで止めておきます。木球から巻き紐が長くでた方の中通し穴の部分にグルーガンのノズルを差し込んで、中通し穴から少し膨らむ程度にホットメルトを流し込み、巻き紐を穴の中央で固定するよう位置の調整をします。万一ホットメルトが多すぎてはみ出た場合は、ホットメルトが冷めて硬化する前にスプーンベラで穴に埋めて均しておきましょう。

【ここ大事】
この部分は、巻き紐を巻き始める起点になるところですから、穴を埋めて巻き紐が中央から真っ直ぐ固定できているかが肝心です。

巻き紐をスネイリングする

いよいよ木球に巻き紐を巻いていくので、紐を接着するボンド(シリル化ウレタン樹脂接着剤)とニードル(接着剤を塗布するための先が細いもの)を用意しておきましょう。

Tassel N

【シリル化ウレタン樹脂接着剤について】
初期接着では粘りがあって紐を固定しやすく、透明硬化するので巻き紐が白くなることがありません。

1.巻き始めをつくること

巻き紐を一気にグルグル巻いていくことはしません。巻き始めは巻き紐の根元から埋めた中通し穴あたりに接着剤を塗布し、巻き紐を右回りに少しねじって、巻き始めの渦の中心をつくります。そのまま2周程度巻いて接着固定をしておきます。

巻き始めがしっかり形成できたら、そこから接着剤を一巻きづつ巻き紐の際に塗布して詰めていき、木球に対して平行に巻き上がっているかを確認しながら作業を木球の半分位の位置まで巻いていきます。

2.巻き返し

木球の半分あたりまで巻いたら今度は木球を逆さにして巻いていきます。巻き返しは巻き幅が狭まってくるので、巻いた紐の上に乗せるよう接着していくnおがコツです。また、木球の上部の穴が中心になってくるかを確認しましょう。ここがズレると最後の糸始末がズレてしまうわけです。狭い範囲に巻くので紐が浮き気味になりますがヘラやニードルでしっかり押さえながら紐どうしを詰めていくことが肝心です。

3.巻き終わり

木球と掛け紐の根本まで巻けたら巻き終わりの始末をします。木球上部の中通し穴の回りまでしっかり巻き紐を詰めておきます。巻き終わり紐は穴の中にしまいこむため、1cm程度残してカットし中通し穴にボンドを差し込んで紐の終端をしまいこみます。