ストラングルノット

「ストラングル・ノット」(Strangle knot:締め結び)は、束ねた房糸を強く引き締めることができる結び方です。

ストラングル・ノットは、オーバーハンド・ノットを二重に巻いたような結び方です。結び目の力点が二重になることで、締め付けを強くする結びになるため、束ねた糸の反発が強い場合に有効な結び方になります。

ストラングル・ノット

結び目は交差しますが、表目は紐が二重に揃います。タッセルに用いる二重の結びは、主に下巻きに用いる縛り方ですが、二目の留め上げにも有効な結び方です。ポンポンづくりでは、毛糸を撚り合わせた芯のある紐で巻き締めると結び目に幅がでてくるので、幅を抑える場合にも有用です。

締め結び
締め結び【表】

ストラングル・ノットの巻き締め方

ストラングルノットの結び方01

裏から巻いて上で交差させる。

ストラングルノットの結び方02

交差させた上紐を下から表に出す

ストラングルノットの結び方03

上から交差させた括り紐を揃えて巻いて、巻き始めの上に出してくぐらせる。

ストラングルノットの結び方04

二本の糸目を揃えて、巻き始めと巻き終わりを引き締める。