ポンポンの基本

ポンポンタッセル

“綿玉”という意味の玉房

ポンポンは、「綿玉」と呼ばれる由来からコットンボールを指すのですが、綿糸よりも羊毛糸を使うポンポンがお馴染みです。ポンポンは毛糸をはじめとして、紙やリボン等、球形の飾り房になるものなら素材を選びません。ふわふわ可愛いシンプルな形に親しみをよせるポンポンは、最も簡単な方法で作れる手芸モチーフですから、一般にも作り方や用い方が多様にあります。

ポンポンの基本形

タッセルづくりの視点で捉えたポンポンは、単球形・半球形・組球形・連球形の4種類が基本です。

ポンポンの作り方1
単球形
ポンポンの作り方2
半球形
ポンポンの作り方3
組球形
ポンポンの作り方4
連球形

単球形は、単一で丸く切り揃えた玉房です。最も基本的なポンポンにあたる形で、別称“切り玉”と呼ばれたりします。半球形は、球の半分を房状に切り揃えた玉房です。全体を球形に収めた上で、上部半分だけを束ねた房状の形態にするものです。組球形は、単球形としての切り玉に巻珠を組み合わせた装飾的な玉房です。単球形を房として、軸となる部分に別の部品を付加した玉房です。巻珠以外でも装飾的な部品を組み合わせて広げられるでしょう。連球形は、単球を繋いで連続させた玉房飾りです。綱飾りに応用したもので、連続した装飾形態の「ガーランド(ギルランド)」と呼ばれています。