反向曲線を用いたカルトナージュ

カルトナージュの形に用いられる反向曲線について述べてみたいと思います。反向曲線は円弧の中心点を相反する位置にとり、円弧と円弧を異なる向きで繋げた曲線です。円弧の大きさや長さを違えて連動させることで波を打つ曲線を作図するものです。

反向曲線の基本

カルトナージュ製図はコンパスを用いるため、円弧を反向して描くための基本製図として示したものです。製図ポイントはつなぎ合わせる円弧の中心点どうしを結んだ線を「接線」とし、接線上に中心点と接点があることです。

反向曲線を用いた例

形の図鑑に収録している「花襞形」はフリルの波打った形を反向曲線で描いています。

花襞形をベースに仕立てたパウダーケース