Tassel-jig

タッセル用の「タッセルジグ」は、形を固定して結んだり組み立てたりするための固定台として使うものです。ジグ[jig]には「治具」の宛字が使われており、タッセルでは成形を補助する有用なツールなのです。
手芸用のジグは、一般にワイヤークラフトで使う“ワイヤージグ”がお馴染みです。碁盤の目に穴の空いたボードに、ペグ(peg)を差し込んで規則性のある形を作り、ペグにワイヤーを引っ掛けて形を整えるのです。

タッセルづくりに用いるジグも似たような用い方をしますが、ピン(pin)を用いて糸や紐を固定したり、紐を等間隔に揃えたりする等、同じ形や同じ長さのものを複数つくる成形ボードのような用い方をします。
自作のタッセルジグ
これまで使ってきたジグがボロボロになったので、この際に新しく作り直したものです。
タッセル用のジグには4つのポイントがあります。1つ目は、ピンを自由な位置に刺すことができること。2つ目は、刺したピンが固定されること。3つ目は、刺したピンの痕(穴)が目立たないこと。4つ目は、ジグの上で組み立てることができる硬さと柔らかさを兼ねた素材であることです。
自作のタッセルジグは、結び房を作るためのものです。周り縁をカルトナージュで化粧したもので、手持ち感からソレイアードのコーデュロイを使っています。ジグ面はリバーシブルで使うことができます。



