扇形

Sector-shaped

扇子を象形した扇形は、かるた箱や文箱、飾り箱として、末広がりを意味する典雅な形です。円環の分割によって扇に広がる形は、純粋な美しさを象徴します。白銀比をもとに扇の幅と扇角度を設定する、古典的な扇形の作図法です。

【形の仕組み】

名称：扇形
図形：扇形
収録：製図Ⅰ『布箱の製図学』

【製図の仕組み】

扇形は内半径と外半径の円弧を、末広がりに直線短辺で囲んだ図形です。扇の角度に決まりはなく、90度から180度まで様々です。この扇形の図法は、円環を三等分した120度に広がる図形です。