正九角形

Nonagon-shaped
九角の正多角形は、九角の縁に柔らかさを帯びてきます。シンメトリックな中に、奇数尖角の美しさが表れる形です。カルトナージュでは、九辺を波形・山形にして用いると、定型でありながら連なり合う辺の美しさを演出することができます。
【形の仕組み】
名称:正九角形
図形:正九角形
収録:製図Ⅰ『布箱の製図学』

【製図の仕組み】
正九角形は正円を九角で割っても作図できますが、幾何製図の基本は正円の等分法で作図します。ただし、多角形製図は作図を繰り返すうちに誤差が生じていくものです。単純な正五角形にしてもズレる!ことはあるわけで、九角なら正確さのチェックを、作図の中で確認しながら行うことが重要になってきます。

そこで、製図Ⅰ『布箱の製図学』(新版)では、作図の誤差を少なくした図法を解法しています。初歩的な作図の誤差は、製図器の用い方が不正確なことで生じる場合が殆どですから、使用する製図器は精度を高めるコンパスやディバイダーを用いることが合わせて重要です。


