黄金比四角形

黄金比四角形

Golden rectangle-shaped

短辺と長辺の比率を、黄金比(1:1.618)によって均整をとる長四角形です。白銀比矩形と同じく汎用性の高い形です。使い方に応じて内装箱の仕切りを、黄金分割で定めることができます。

【形の仕組み】

名称:黄金比四角形
図形:1:1.618長四角形
収録:製図Ⅰ『布箱の製図学』

【製図の仕組み】

黄金比矩形に等しい縦横の比率として5:8の比率で短辺と長辺を決める簡易な方法もあります。

黄金分割による箱組み仕切り

箱組み仕切りは、箱の内装を小さな箱を入れ子にして仕切る手法です。通常の仕切り板で分割する手法ではなく、仕切りを箱単位で組み合わせるものです。
黄金比四角形を基底にして箱組み仕切りを用いる場合は、組み合わせる小箱の大きさを、黄金比矩形の基底を元にして分割します。組み付けの際は、小箱の側面に用いるカルトンの厚みを減算した基底を作図します。例題は黄金分割ではなく、黄金比矩形の対角線の交点を起点にした二分割仕切りの製図手法です。

黄金分割
黄金分割