桔梗形

Balloon flower-shaped
秋の七草の一つに数えられる桔梗は、花弁が鐘形に裂ける稜花形の花形です。膨らむ蕾の形からバルーンフラワーと呼ばれています。桜や梅と並んで、日本の色や形を伝える伝統的な花形の典型です。
【形の仕組み】
名称:桔梗形
図形:五弁稜花形
収録:製図Ⅲ『お福箱の製図学』/旧)製図Ⅰ『布箱の製図学』
【製図の仕組み】
桔梗形は、花弁に尖りのある角を持つ花形です。正円に内接する正五角形を元に作図していきますが、花弁の形成は単曲線を用いて、花びらのふくよかさをもたらす稜線を描くことが特徴です。稜花を形成する上では、二つの稜線によって作る二面角を稜角とするため、稜線を描くための中心点の求め方が重要です。


