丸星形

丸星形

Round corner-shaped

星形に、角が丸いコミカルな形があればと作成した図形です。星型の箱の実用を高めるために、角を丸く落として内装を広くとったものです。

【形の仕組み】

名称:丸星形
図形:角丸五芒星形
収録:製図Ⅰ『布箱の製図学』

【製図の仕組み】

丸星形は、五芒星形の5つの尖角を円弧で丸くした図形です。基礎にするのは五芒星形の図法ですが、イメージに応じて、角の丸め方が任意ですから、五芒星形を描いた後で、角を円弧で結んでも作図できる形です。ただし、五芒星形から作図すことで小さくなることや、決まった大きさで作図することができない展開の仕方です。

そこで、丸星形は定正円で大きさを決めて作図できるようにしています。丸星形の作図で最も難しいのが、元にする五芒星形の対向直線を角丸で結ぶことです。円弧を用いた角丸は、円弧と結ぶ直線が角度を持っているため、円弧を直線に緩和させる点を求めなければなりません。

五芒星形の中に作図した丸星形は、小さくなることが課題ですから、五芒星形の外側にオフセット作図して大きくしなければなりません。丸星形の図法は、丸星の箱のバランスを考慮したオフセット値を求めた図法になっています。

丸星形