正六角形

正六角形

Hexagon-shaped

正六角形は、亀の甲羅の形が転じて亀甲(きっこう)と呼ばれ、古くから縁起の良い亀甲箱として用いられた和の形でもあります。簡単なコンパス製図で、ハニカム構造と呼ばれる頑丈な箱を作ることができます。作りやすく偶数辺の調和がとれた美しい形です。正六角形は二辺の内角(120°)が広く、底の座りがよい六辺の調和がとれた形です。どの確度からも、多角形としての美しさが強調される図形です。

【形の仕組み】

名称:正六角形形
図形:正六角形
収録:製図Ⅰ『布箱の製図学』

【製図の仕組み】

正六角形は、正円の半径が正円に内接する正六角形の一辺と等しくなる図形です。円に内接する正六角形は、各辺の長さが円の半径の長さになります。多角形でありながら、コンパス製図の基本というべき作図法です。これにより、円の等分方法の基礎を練習することになります。

【基本】定正円に内接する正六角形

正六角形の描き方は、正円の半径の長さと正六角形の一辺の長さが等しいため、コンパスで正円に内接する容易な図法で描くことができます。
カルトナージュの製図は、箱の大きさが決められる作図であることが大切です。正六角形の大きさは定正円の大きさで決められることや、一辺の長さを定正円の半径で決めることができます。図法を縦横で描き分けることで紙目への対応も容易です。

定正円に内接する正六角形

【応用】対向辺の幅を決めた正六角形の図法

この図法は「布箱の製図学」講座の学習教材として作成したもので、定正円に内接する図法では対角の長さは決まりますが、対向する辺と辺の幅を知ることができません。立面で六角形を用いた箱をつくる場合は対向する辺を基底にするため、対向辺の幅を箱の高さとして決めることができる図法です。

対向辺を決めた正六角形の作図