セミ・ワンピース型タッセル
タッセルのヘッドとボディを二段階に作る「セミ・ワンピース型タッセル」は、ソフトタッセルのシルエットで、フィニアル型のシルエットに見せるタッセルの手法です。
セミ・ワンピース型とは
ソフトタッセルは、房糸だけで一体に束ねるワンピース型の仕組みです。基本形は、括り房・掛け房・留め房の三つを基本形としますが、ヘッドとスカートの二つの部位に分かれ、ヘッドからスカートまではおよそ同じバランスで構成されます。
ワンピース型は、単調なシルエットだけにシンプルでよいのですが、ヘッドを小さくしたり、スカートにボリュームを出したり、飾り付けをするとなれば、ソフトタッセルのスタイルを高められる形に応用していくことが求められます。
セミ・ワンピース型の手法
セミ・ワンピース型タッセルは、ヘッドとスカートを別々に作り、組み合わせてワンピースのように仕上げるものです。バインドが二箇所になることで、ヘッドとスカートに加えてミドルレンジにボディができます。ヘッドを束ねたスレッドをスカートと一体にすると、ヘッドからスカートにかけて、糸流れがワンピース型のような仕上がりになり、ワンピースにはないヘッドの形に表すことができるようになります。




