Pen stand

6.ペン立て- 形の応用へ

ペン立てというモチーフは、初級カルトナージュの題材だけに、ペン立てのバリエーションは今後技術のステップアップにつながるものです。カルトナージュ作りは、次にトライしたい形を示しておくことが大切です。
次の形は、箱型を基本形とした上で、円筒型、多角形型、角丸型の応用例を教材として作成したものです。

【円筒型】
円形を基礎にした円筒型は、筒状に成形する技術が大きく異なります。通常の厚紙では、ホルダーを丸めることができないため、厚紙を二重に巻いて作る合紙成形手法を用いることになります。組み立てるというよりは、成形する技術にポイントが置かれる課題です。

【多角形型】
多角形型は、五角形、六角形、八角形の範囲が無難です。基本は多角柱状ですから箱型の四角形と同じ組み立て手順です。一方で、五角形、六角形、八角形はいずれも、基底の形を取る図法が必要になるため製図作業が含まれる課題になってきます。

【角丸型】
角丸型は四角形の角を丸めたものですが、成形は円筒形と同じ技術が求められます。フォルムに角の丸みと直辺が複合するため、厚紙を使って成形を保持する技術が求められる課題です。同様の円筒型も同じ成形になるため、外観を保持するための成形型を別途作成して形を整えるのです。

成形型
カルトナージュの成形型

7.ペン立ての向学カスタマイズ

ペン立ては、さまざまの工夫を凝らすことができるカスタマイズモチーフです。箱型のペンスタンドは、口縁に傾斜を付けて分割し二列(縦または横)で仕切ったりします。円筒型のペンスタンドでは、直径を広げた場合は中身が傾くため、内装にT型仕切りや十字組み仕切りを施したりします。

中仕切り
中仕切り例(左/分割仕切り 中/T型仕切り 右/十字組み仕切り)

カルトナージュの立体表現の中では、ユーモアの要素が多分に含まれた形を考えることもあります。円筒型と連動する形になりますが、『お福箱の製図学』で作成した「そぎ竹」に中仕切りを入れたペンスタンドのモデルです。初級ペンスタンドであっても、表面的な意匠のデザインから立体的表現を考えていくと・・新たなカルトナージュの出発点に立つことでしょう。

そぎ竹型
そぎ竹形ペンスタンド(モデル)