タッセルの基本「括り房」

新たに括り房の魅力を引き上げる房糸づくりを考察しながら、ブラッシュアップした括り房を発表しました。
房糸を掛け紐で括って形にすることから、バインディング・ヘッド・タッセル(Binding head tassel)と呼んでいます。最近は、“括り房”(くくりふさ)を和名に用いるようにしています。
タッセル結びの基本
括り房は、折り曲げた房糸を掛け紐で括るだけで房形にできるため、タッセルの基本3形態の中では、最も基本的なタッセルの作り方です。掛け紐に結節を結び、結節を起点に房糸を括ってヘッドとスカートに分けるため、括り房の骨格が結びの基本手法でつくられるからです。
基本的な形だけに、キャッチアップされるタッセルではありませんが、タッセル結びの原点になる房飾りだと考えています。
名称:括り房
分類:括り房(Binding head tassel)
寸法:房長100mm
素材:レーヨン刺しゅう糸
作者:Tassel N
作成:2025.04.01